
NTSC/PALデジタルビデオデコーダ
当社のNTSC/PALデジタルビデオデコーダは、
画質・機能・規模などお客様の優先する内容に応じて自由にアレンジしたものを用意致します。
周辺回路と組み合わせてLSI化を行なう場合など、
開発期間を短縮しコストを大幅に抑えることが出来ます。
NTSC/PALビデオ信号をY/Cまたは、R/G/Bデジタル画像信号に変換いたします。
用途に応じて下記の任意の仕様でアレンジしたものをデモ致します。
画質・機能・規模などお客様の優先する内容に応じて自由にアレンジしたものを用意致します。
周辺回路と組み合わせてLSI化を行なう場合など、
開発期間を短縮しコストを大幅に抑えることが出来ます。
NTSC/PALビデオ信号をY/Cまたは、R/G/Bデジタル画像信号に変換いたします。
用途に応じて下記の任意の仕様でアレンジしたものをデモ致します。
一般の使用例

3つの方式は組み合わせて使うことも可能で、使用目的に応じて方式を決めて頂きます。
➀HロックCLK方式

Hsyncの抽出及びPhase DetectorはASIC内部の回路に組み込まれますが、
LPF(Low Pass Filter)及びVCXOを外部に持つ必要があります。
参考回路を提示致します。
特徴
■標準信号(劣悪な信号であっても、
元々Hsyncに乱れのない信号)に対して、最高水準の出力を得ることが出来ます。
■弱電界下のチューナ出力(標準信号であるが、劣悪な信号)に対しても、
ほとんど信号が消えるまでとことん乱れのない出力を得ることが出来ます。
このことから、車載用TVシステムとして多く採用されています。
■VTR(ビデオ・デッキ)の再生信号のような
非標準信号(Hsyncに大きな乱れのある信号)には使えません。
■出力のHsync、Vsyncには一切乱れはありません。
■この方式で得られたR/G/BまたはY/Cb/Cr信号を加工し、
再びエンコーダを通して標準のNTSC/PAL信号を得ることができます。
■A/D入力信号に若干CLKノイズが乗っても、出力結果には影響しませんので、
アナログ部の基板設計が比較的楽に行えます。
■標準信号(劣悪な信号であっても、
元々Hsyncに乱れのない信号)に対して、最高水準の出力を得ることが出来ます。
■弱電界下のチューナ出力(標準信号であるが、劣悪な信号)に対しても、
ほとんど信号が消えるまでとことん乱れのない出力を得ることが出来ます。
このことから、車載用TVシステムとして多く採用されています。
■VTR(ビデオ・デッキ)の再生信号のような
非標準信号(Hsyncに大きな乱れのある信号)には使えません。
■出力のHsync、Vsyncには一切乱れはありません。
■この方式で得られたR/G/BまたはY/Cb/Cr信号を加工し、
再びエンコーダを通して標準のNTSC/PAL信号を得ることができます。
■A/D入力信号に若干CLKノイズが乗っても、出力結果には影響しませんので、
アナログ部の基板設計が比較的楽に行えます。
➁疑似HロックCLK方式

フリー・ランCLKからASIC内部のPLLを使って高速CLK(100MHz以上)を生成し、
擬似的にHに同期したA/D CLKを作る方式です。
特徴
■標準、非標準を問わず、A/D出力からHsyncの検出出来る信号であれば、
上述のHロックCLK方式とほぼ同水準の良好な出力を得ることが出来ます。
(カメラ、DVD、弱電界ではないチューナからの信号に適しています)
■出力の1Hの時間が数十ライン間隔で±1CLK変動します。液晶パネルに出力するのであれば、
このままで何の問題もありませんが、ブラウン管TVに出力したり、
エンコーダに入れて再びNTSC/PAL信号に戻す場合は、
蓄積したずれをVブランキングのあるラインでまとめて吸収する必要があります。
その際には、10bit(8bit)x128~1024のデュアル・ポート・メモリが1本必要になります。
■この方式で得られたR/G/BまたはY/Cb/Cr信号を加工し、
再びエンコーダを通してNTSC/PAL信号に戻すと、
非標準信号になります(バーストの連続性は保たれますが、
VブランキングのあるLineに正規の長さでないものが存在する為、
-標準信号にするにはフレーム・バッファが必要となります)。
■フリー・ランCLKを使いながら、
正統派のHロック方式に遜色のない良好な出力を得ることの出来る方式ですが、
基板設計時A/D入力にフリー・ランCLKノイズが乗らないよう十分配慮が必要です。
A/D入力にフリー・ランCLKノイズが乗ると、画面全体に横縞が発生します。
■標準、非標準を問わず、A/D出力からHsyncの検出出来る信号であれば、
上述のHロックCLK方式とほぼ同水準の良好な出力を得ることが出来ます。
(カメラ、DVD、弱電界ではないチューナからの信号に適しています)
■出力の1Hの時間が数十ライン間隔で±1CLK変動します。液晶パネルに出力するのであれば、
このままで何の問題もありませんが、ブラウン管TVに出力したり、
エンコーダに入れて再びNTSC/PAL信号に戻す場合は、
蓄積したずれをVブランキングのあるラインでまとめて吸収する必要があります。
その際には、10bit(8bit)x128~1024のデュアル・ポート・メモリが1本必要になります。
■この方式で得られたR/G/BまたはY/Cb/Cr信号を加工し、
再びエンコーダを通してNTSC/PAL信号に戻すと、
非標準信号になります(バーストの連続性は保たれますが、
VブランキングのあるLineに正規の長さでないものが存在する為、
-標準信号にするにはフレーム・バッファが必要となります)。
■フリー・ランCLKを使いながら、
正統派のHロック方式に遜色のない良好な出力を得ることの出来る方式ですが、
基板設計時A/D入力にフリー・ランCLKノイズが乗らないよう十分配慮が必要です。
A/D入力にフリー・ランCLKノイズが乗ると、画面全体に横縞が発生します。
➂完全フリー・ランCLK方式

入力されたフリー・ランCLKをそのままA/D CLKとして使います。
このままですと、CLKジッタを持った出力となりますが、演算補正をかけるので、
この方式でもCLKジッタは発生しません。
特徴
■標準、非標準を問わず、A/D出力からHsyncの検出できる信号であれば何でも使えます。
■出力の1Hの時間が数十ライン間隔で±1CLK変動します。液晶パネルに出力するのであれば、
このままで何の問題もありませんが、ブラウン管TVに出力したり、
エンコーダに入れて再びNTSC/PAL信号に戻す場合は、
蓄積したずれをVブランキングのあるラインでまとめて吸収する必要があります。
その際には、8bit x 128~1024のデュアル・ポート・メモリが3本必要となります。
■この方式で得られたR/G/BまたはY/Cb/Cr信号を加工し、
再びエンコーダを通してNTSC/PAL信号に戻すと、非標準信号になります。
(バーストの連続性は保たれますが、
VブランキングのあるLineに正規の長さでないものが存在する為、
-標準信号にするにはフレーム・バッファが必要となります)
■この方式でもコム・フィルタが使えますが、
コム・フィルタを使うと、
高域成分(3MHz以上)に発生した濃淡が上下に流れるという不具合が発生します。
コム・フィルタを使わないか、Y成分の高域を落とすことで、この問題は回避出来ます。
表示パネルの解像度が低ければ
(H方向の画素数が320ドット以下のパネル)、この方式で十分です。
■A/D入力信号に若干CLKノイズが乗っても、
出力結果には影響しませんので、アナログ部の基板設計が比較的楽に行えます。
■標準、非標準を問わず、A/D出力からHsyncの検出できる信号であれば何でも使えます。
■出力の1Hの時間が数十ライン間隔で±1CLK変動します。液晶パネルに出力するのであれば、
このままで何の問題もありませんが、ブラウン管TVに出力したり、
エンコーダに入れて再びNTSC/PAL信号に戻す場合は、
蓄積したずれをVブランキングのあるラインでまとめて吸収する必要があります。
その際には、8bit x 128~1024のデュアル・ポート・メモリが3本必要となります。
■この方式で得られたR/G/BまたはY/Cb/Cr信号を加工し、
再びエンコーダを通してNTSC/PAL信号に戻すと、非標準信号になります。
(バーストの連続性は保たれますが、
VブランキングのあるLineに正規の長さでないものが存在する為、
-標準信号にするにはフレーム・バッファが必要となります)
■この方式でもコム・フィルタが使えますが、
コム・フィルタを使うと、
高域成分(3MHz以上)に発生した濃淡が上下に流れるという不具合が発生します。
コム・フィルタを使わないか、Y成分の高域を落とすことで、この問題は回避出来ます。
表示パネルの解像度が低ければ
(H方向の画素数が320ドット以下のパネル)、この方式で十分です。
■A/D入力信号に若干CLKノイズが乗っても、
出力結果には影響しませんので、アナログ部の基板設計が比較的楽に行えます。